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恩師・横山先生が元気になった。

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「お〜、新一郎元気か?会いたいなぁ〜!」電話口から響く元気な声、声の主は私どんちゃんが高校1年生の時の担任横山寛勝先生。先生は今年83才、大病をして11回も入退院を繰り返し病後の検査のために今日病院に行ったら「完治しました」って結果がでたので、嬉しくて嬉しくて教え子である私どんちゃんに、いの一番に電話をしてきたのだった。横山先生の実家はお寺さんで、国語や古文が専門なのだが、その授業はほとんど哲学だったね。高校に入学し担任として初めて出会った日、彼は何も言わず黒板に「稚心よ去れ」って板書するのよ。幼い心を捨てなさい!という意味なのだが、高校生は大人であり、今日から君達は大人ですからね!というキッパリと線を引かれた感じがしたものだった。何ヵ月がたったホームルームでは「人間というのはなぁ、腰のところに自己弁護っていう袋をたくさんぶら下げていてなぁ、何かあるとその袋から自己弁護を取り出す訳よ、ところがな、その袋っていうのが重くってぶら下げればぶら下げるほど、羽ばたけなくなるんだなぁ〜。自己弁護すればするほど人間は、どす黒く淀んでくるんだな」。私どんちゃんは、いまでも先生が言った、様々な言葉を鮮明に覚えている。大学生になっても社会人になっても、何かある度に先生の自宅にお邪魔してお酒をご馳走になりながら、いろんな話を聞きに行った。ほとんど禅問答のような時間を過ごし、「新一郎、今日はこの本を貸してあげるから読んでごらん」と言っては、書斎にびっしりと並んでいる本棚の中から本を2〜3冊貸してくれるのが常だった。横山先生が元気になった、こんなに嬉しいことはない、今度アトリエにお呼びして私と対談してもらうことにしましょう。「俗に入って、俗を出よ!」は私が昔、先生からもらった言葉、奥が深い。

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